サイバーセキュリティの仕事経験がある方が不足しており、今後さらに需要は拡大することが確実です。
そのため、未経験でもサイバーセキュリティ関連の仕事に転職を考えている方が多いようです。
転職時に自分の年齢で問題ないかを懸念される方は沢山いらっしゃいます。
本記事では、年齢別にアピールポイントを解説していきます。
【結論】転職可能かは年齢ではなく求人による
結論から申し上げますと、転職可能かどうかは年齢ではなく、求人によります。
40代、50代の方でもマネジメント経験があれば、異業種からの転職でもサイバーセキュリティ業界への転職は可能です。
しかし、簡単に転職出来るというわけではないので、入念な対策を準備しておく必要があります。
例えば、今までの業務経験から活かせる能力だけでなく、サイバーセキュリティ関連の資格取得までしておかないと、50代での転職はかなり厳しいものとなります。
以下の記事に転職時に取得しておくべき資格をまとめておりますので、参考にしてみて下さい。
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次のセクションからは年代別にサイバーセキュリティ業界への転職の難易度や対策を紹介していきます。
20代は求人に関係なく転職可能
20代の方は、やる気さえあれば未経験でもサイバーセキュリティ関連の仕事に転職可能です。
ここでの「やる気」というのは、根性や熱意など評価しにくいものを意味していません。
「やる気」とは、サイバーセキュリティ関連の資格を取得していたり、CTFなどのような大会に出場し上位入賞などの結果を残していることを意味します。
資格取得や大会の結果を面接時に述べることが出来れば、やる気があると判断され面接を通過する確率がアップします。
30代は転職時に課題形成/問題解決能力をアピールすべし
30代での転職は、これまでの職務経験からサイバーセキュリティに活かせる能力をアピール出来ないと転職は厳しくなります。
転職エージェントの方から聞いた話ですが、多くの企業が最も重視している能力は課題形成/問題解決能力らしいです。
サイバーセキュリティは毎日100万種類の新しいウイルスが作成されており、知識や経験だけで解決するのは難しい状況になっています。
そのため、知識よりも自分の頭でどれだけ考えられる課題形成/問題解決能力を重視する企業が多いとのことです。
アピールする能力としてコミュニケーション能力を選ぶ方が多いらしいので、他の候補者から抜きんでるためにも課題形成/問題解決能力をアピールできるエピソードは無いかを確認しておくことをおすすめします。
40代以上は転職時にマネジメント経験がほぼ必須の求人が大半
40代以上の方は、転職時にマネジメント経験がほぼ必須になります。
管理職として部下をマネジメントしていた経験が無い方は、プロジェクトリーダーの経験や後輩の育成経験を代わりにアピールしてみて下さい。
また、マネジメント経験だけでなく、サイバーセキュリティ関連の資格取得や課題形成/問題解決能力もアピール出来れば、未経験からでも転職出来る可能性がかなり高いです。
サイバーセキュリティ業界は他の分野よりも新しく、年配の方(リーダー格)が少なく困っている企業もあります。
そのため、むしろ40代以上で仕事経験が豊富なことが武器になることも多いので、諦めずに頑張ることをおすすめします。
まとめ
サイバーセキュリティはかなり特異な分野で、世界的にも専門家がかなり不足している状況です。
そのため、今後戦力になると考えられる方に関しては、どの年代からでも未経験からでも転職することは可能ということを転職エージェントの方から教えて頂きました。
出典:経済産業省
転職は情報量がかなり重要ですので、色んな転職エージェントに登録しておくことをおすすめしています。
例えば、3年以上の実務経験必須と求人に記載されていても、未経験も採用している企業は意外に多いです。
転職エージェントはたくさんありますが、私が誰にでもおすすめ出来ると考えているのはdodaになります。
中小企業から大企業まで扱っており、求人数もトップクラスなので登録しないと損するレベルです。
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